お米の豆知識

  • 美味しいお米の見分け方
  • お米の特徴
  • 美味しいお米の炊き方
  • お米の保存方法

美味しいお米の見分け方

美味しいお米の見分け方まず美味しいお米の見分け方として、粒の【大きさ】や【形】が揃っているか!
お米の形はしてても、明らかに大きさが違う。欠けたり 崩れた形をしたものが混ざっていないかが、見分け方のポイントです。
同一銘柄で100%、きれいなお米の形で、大きさもほぼ同じなお米は、きっと美味しいはずです。(米袋の裏に%が表示されてますのでそこで確認!)
次に胚芽が残っていないかどうか!(白米を選ぶのであれば)
精米があまいと、胚芽が残ってしまい、その影響で炊き上げた時、色・つやが鈍ってしまいます。
お米にはクッと凹んだところがあり、そこに胚芽が付いており、キチンと精米されていないと、その部分が茶色く残ってしまいます。以上の点などをお米を買う時の参考にしてみてください。

玄米

玄米は、袋を開けた瞬間に良い米か悪い米か判ります。良いお米は、みずみずしく光って見えます。
手に取るとしっとりとして少し(微妙)重い感じがします。

白米

良い白米は、粒が透明でみずみずしい感じです。
ふっくらとしているお米は、炊きあがりもふっくらです。

炊きあがり

粒が揃って適度な水分を含んだお米は、ピカピカに光って箸で持つとしっかりとしています。
食べれば一目瞭然!
甘味のある美味しいお米は、誰が食べても美味しいはずです。

お米の特徴

あきたこまちの誕生

あきたこまち昭和55年(1980年)頃から、美味しいお米が食べたいという声が日本中の消費者から巻き起こってきました。その頃までは日本の米政策は増産のための品種改良は進んでいても、美味しいお米にするための品種改良は遅れていました。
新潟のコシヒカリが一番美味しく、そして二番目には宮城のササニシキという具合でしたが、残念ながらコシヒカリは寒い所では栽培できず、寒い所で栽培できる良い品種が求められておりました。そしてコシヒカリの子供としてできたのが「あきたこまち」でした。

品種の特徴

1982年に秋田農業試験場によって「秋田31号」として誕生。当時一番人気の品種であったコシヒカリやササニシキよりも安価で食味の良い品種を目指し開発されました。

名前の由来

秋田県湯沢市小野の「小野小町」伝説にちなみ、1984年に「あきたこまち」と名付けられました。

味の特徴

「あきたこまち」は、コクや風味があって、粘りが強く、炊きたてはもちろんのこと、お弁当やおにぎりなどに良く合う、冷めても美味しいお米です。
また、玄米や分つき米は、どうしてもパサついたご飯になり勝ちですが、「あきたこまち」は玄米や分つき米、或いは発芽玄米でもよく粘り、食感の良いご飯に炊き上がります。
このようなご飯を好む方には、「あきたこまち」は、日本で一番美味しいお米だと言われています。

美味しいお米の炊き方

無洗米の場合

無洗米イメージ◆研がずにそのままでOK!
少し水が濁りますが、炊飯やおいしさには問題がありません。気になる方は一度すすいでから炊いてください。

無洗米イメージ◆水加減はやや多めがベスト!
BGカップの方は、そのまま計量し炊飯ジャーの水目盛りにあわせて炊飯してください。普通の計量カップの方は、水加減を少し多めにして炊飯してください。
例)普通の計量カップの方は、1カップあたり大さじ2〜3杯多めを目安に!

無洗米イメージ◆30分以上浸してから炊飯
釜にお米と水を入れたら、やさしく数回かき回してお米と水をよくなじませ、30〜40分ほど浸してから炊いてください。

普通のお米の場合

せっかくの美味しいお米を食べるのですから、美味しい炊き上げたいものです。
あきたこまちは、特長の一つとして、他の品種に比べて炊く時の「吸水性」の遅い品種特性を持っています。そのため、炊き方によって、味が大きく左右される個性の強い品種です。

◆手早く丁寧に研ぐ
手早く丁寧に研ぐ最初はたっぷりの水で手早く研ぎ、あとは2〜3回少量の水に浸し手のひらで押し付けるようにしてお米のヌカを洗い流してください。ここは、重要なポイントなので手抜きをしないこと。
寒いからと言ってお湯やぬるま湯で絶対に研がないこと、ここでお米は美味くも、まずくもなります。
お米を 「研ぐ」ことは、米粒に微細な傷がつき、吸水性を高める効果があります。「あきたこまち」などの吸水性の低い品種では、しっかりと研ぐと、吸水が促進され、漬け置く時間が短くてもふっくらご飯にするのに役立つのです。

◆米はしばらくの間、水に浸します。
米はしばらくの間、水に浸します。炊飯器のメモリは、あくまでも目安量です。美味しいご飯を炊くために、水加減は次のように覚えておいてください。
白米の場合は研ぐお米の容量の20%増、新米は10%増が標準です。柔らかめ、硬めなど好みがあれば水を多め、少なめにすると良いでしょう。
但し 、他の品種に比べて「あきたこまち」は、吸水性が悪く、硬めのご飯になる特徴を持っています。そのため「あきたこまち」の場合は、他の品種より水加減は「多目」にお願いします。
ふっくらしたご飯を炊くコツは、お米に十分水を吸わせることです。水温によって異なりますが夏は30分、水温の低い冬場は1時間以上は水に浸しておきます。夏場室温が30度以上になるようでしたら、氷を2個ぐらい入れるのも良いでしょう。

◆じっくり蒸らす
じっくり蒸らすお米が炊き上がったら、蒸らします。
実は炊飯器のスイッチが切れた時にはまだご飯の芯の部分は十分炊けていないことが多いのです。ですから、炊けた後そのまま10〜15分程度おいて蒸らしておいてください。もちろんフタを取ることは禁物です。蒸らし終わったら底の方からご飯をつぶさないようにして、大きく掘り起こすように混ぜます。

◆長時間保温しておかない
お米を炊く量は1日分以内にします。余ったら次の日まで炊飯器で保温しないことをお奨めします。
保存する場合、ラップに包んでさましてから冷蔵庫より冷凍庫へ。食べるときには凍ったまま電子レンジでチン!この方が、お米をよりおいしく食べられます。自家用卓上精米機をお持ちの方は、必要な分だけ精米しましょう。業務用の精米機と違ってかなりお米に乱暴な機械が多いので、保存性は悪くなります。

お米の保存方法

保存容器に注意

保存容器に注意まず避けたいのは、買ってきた袋のまま口を開けて使い、輪ゴムなどで止めてキッチンの床やシンク下の棚などに直置き、というもの。多くのお米の袋には、小さな穴がたくさん開いています。その穴から水分や湿気、害虫が侵入してくることは十分考えられますので、まず袋を開けたら専用の容器に移しかえましょう。(袋の状態のままで容器などに入れて使う場合には問題ないでしょう)
そして次に保存容器ですが、おすすめは底の丸い物です。角のある容器の場合、きれいに掃除したつもりでも、隅にぬかなどが残ってしまうことがあるからです。容器に付着した古いお米のぬかやゴミなどを放置することは、お米に虫が発生してしまう一番の原因。お米は古いお米を全部使い切ってから新しい物を入れるようにし(注ぎ足しは禁物)新しいお米を入れる前には、必ず容器の掃除をするようにしましょう。お米の保存容器で一般的なのはボタンを押すと定量が出てくる「米びつ」だと思いますが、その形状は入り組んで複雑なものになっていると思います。非常にお手入れがしにくい形状ですから、こうした「米びつ」をお使いの場合は特に気を付けてください。

保存場所に注意

保存場所に注意お米の保存に適しているのは、低温で湿度が低く、日の当たらない風通しの良い場所です。ですから、お米の保存の定番位置になりがちな「シンク下」という場所は、不向きということになります。コンロ下の棚なども、やはり温度が高くなりがちですので、これらの場所は避けた方が無難です。一番適した場所は、冷蔵庫(野菜室)と言われています。一人暮らしや家族が少ないご家庭の場合、お米を使い切るまでに時間がかかってしまいがちなので、このようなご家庭の場合は常温保存よりも冷蔵庫が安心です。すぐに使いきれるご家庭の場合でも、気温が20度以上になる季節は虫が発生しやすい状態になりますので、できれば冷蔵庫での保存をおすすめします。

炊きあがりご飯の保存

炊きあがりご飯の保存一般的な炊飯器でのごはんの保存時間は炊き上がりから5〜6時間が目安です。ですが、やはり時間が経過するとともに、お米が黄色く変色し食味が落ちてしまいます。できれば、炊き上がり後「密閉の容器」か「ストックバック」に詰めて、冷凍庫に入れてください。食べる前に電子レンジで温めると、色の変色もなく炊き上がったばかりの食味に近いお米を美味しくお召し上がりいただけます。当日中 (朝炊いて夜食べる) であれば、おひつをお勧めします。冷凍庫に入れずにそのままおひつで保存し、食べる前に電子レンジで温めてください。
(※暑い時期は冷蔵庫に入れたほうが良いでしょう)おひつは布巾や木肌が余分な水分を吸収してくれるので、炊飯器で長時間保存するよりも、よりいっそう美味しくお召し上がりいただけます。

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